妊娠中や訪問介護に関わる際にインフルエンザ予防

インフルエンザはシーズンになると全国各地で蔓延する感染症であり、高熱を代表とする深刻な症状が表れます。その感染力の高さから、体力が低下した人の集まる場所では集団感染も多く、家庭では家族内感染もよく起こることです。そのため、予防を行うことが大切になります。リスクの高い人は特に予防を重視する必要があり、予防接種や治療薬の予防投与を考えたほうが無難です。妊娠中の女性は免疫力が低下してしまっていることが多いため、インフルエンザに対する感染リスクが高まります。その上、高熱などで体調を崩すことが胎児に悪影響を与えてしまうリスクが高いため、妊娠中にインフルエンザシーズンに差し掛かってしまう場合には十分な予防策を取ることが不可欠です。妊娠中にもインフルエンザワクチンの接種を行うことが可能であり、胎児への影響はないとされています。しかし、ワクチンの効果が出てくるには二週間以上はかかってしまうことから、すでにシーズンに差し掛かってしまっているときにはあまり効果を期待できません。その場合には抗インフルエンザ薬の予防投与が有効です。妊娠中の女性の場合には全額自己負担で使用することになりますが、胎児への影響を考えると使用したほうが無難といえるでしょう。一方、訪問介護の現場で働く際にも予防が大切です。高齢者は体力も免疫力も衰えているため、インフルエンザにかかってしまう可能性が高いからです。訪問介護の際には何人もの介護従事者が出入りすることから、介護従事者側が予防接種を受けることも大切であると同時に、高齢者も予防接種を行うことが大切です。訪問介護では人は密集しないものの、接触の回数も多く、距離も近くなることから万全の予防策が必要です。